楽天・浅村 リーグ単独トップの59打点!貯金18→0阻止3位浮上打

[ 2022年7月25日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天9―2西武 ( 2022年7月24日    ベルーナD )

<西・楽>5回、適時打を放つ浅村(撮影・尾崎 有希)
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 18→0。プロ野球史上最大の転落劇は回避した。楽天は西武に大勝して貯金2で前半戦を終了。石井監督は「最後に勝って終えたのは後半戦につながる」と話した。

 5月10日に最大18だった貯金が、負ければ0になる一戦で、打線が14安打9得点と奮起した。中心にいたのは浅村だ。3回2死無走者から6連打で4点を先制。浅村も2死一、二塁で左前適時打を放った。5回にも2打席連続適時打の中前打。「甘い球をしっかり仕留めることができた」と振り返った。

 5回は無死一、二塁の場面。2―2と追い込まれ、外角スライダーを強引に引っ張らず軽打した。進塁打も頭にいれた献身の打撃。これが浅村の魅力だ。「自分が(走者を)還さないと勝てない」――。常に強い責任感で試合に臨む。2打点を加え59打点は西武・山川を抜き去り、6月23日以来となるリーグ単独トップ。「打点はまだ納得はいっていない。全体的にこれからという感じ」。13、18年の打点王は現状の数字に満足してはいない。

 西武戦の連敗も7でストップ。ロッテを5毛差でかわして3位に上がった。石井監督は「ここからしびれる戦いをしたい」と後半戦は混パの主役になることを誓った。(鈴木 勝巳)

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2022年7月25日のニュース