“半眉毛”のオリ・紅林が決勝弾「僕は気に入っています」宮城のいたずら後は爆発中

[ 2022年7月15日 04:45 ]

パ・リーグ   オリックス3-2ソフトバンク ( 2022年7月14日    ペイペイD )

<ソ・オ>勝利し宗(右)から手荒い祝福を受け笑顔の紅林(撮影・岡田 丈靖)          
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 2―2に追いつかれた直後の8回先頭、オリックス・紅林の顔つきが変わった。カウント1―1からの3球目、森の内角145キロに対して腕を畳んで振り抜いた。左翼席へ放り込む決勝4号ソロだ。

 「前の回に追いつかれたので、取られてすぐ取り返せるように塁に出ることを意識しました。森さんだったので、速い系のボールを叩ける準備をしていました。内角は得意なので、いいところに来てくれたなと思います」

 本当に顔つきが変わっていた。眉毛が半分なかった。眉頭の太さのまま真ん中から後ろ半分をそり落としていた。

 「舞洲の寮のお風呂で眉毛を整えていたら、宮城に電気を消されて真っ暗になって、後ろ半分をそっちゃって…。右側だけ半分ないのはおかしいので両方そろえました。僕は気に入っています」

 10日のロッテ戦の時点では打率・198の低空飛行。宮城のいたずらで“変身”してから乗り込んだ福岡では3戦2発へ上昇し、中嶋監督にも「まあまあじゃない?勝手に沈んでいくからケツを叩いてでも、それ以上打たせないとね」と独特の愛情表現で称えられた。

 順位に変動はなく5位のままでも、首位ソフトバンクまで4・5ゲーム差。中嶋チルドレンの筆頭が上位浮上のキーマンだ。(湯澤 涼)

 《誕生日の前祝いだ 吉田正、先制9号》吉田正が先制9号2ランを放った。「しっかりと自分のスイングができました。(山崎)福也さんに勝ちを付けようと思っていた」。4回無死一塁でレイの初球、内角148キロを右翼席へ放り込んだ。15日が29歳の誕生日で、前祝いの一発。自身が持つ球団記録を更新する「入団から7年連続2桁本塁打」へ王手をかけた。

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