阪神・矢野監督 「ジョーの2ランは本当に野球の神様からのプレゼントかもしれない」

[ 2022年7月15日 22:07 ]

セ・リーグ   阪神2-1中日 ( 2022年7月15日    甲子園 )

<神・中> 試合に勝利し、観客に帽子を振る矢野監督(中央) (撮影・後藤 大輝) 
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 阪神は北條の2回の逆転2ランが効いて、9安打の中日に対して、わずか3安打で勝利した。6回6安打1失点の先発・青柳は両リーグ最速で10勝到達。1点のリードを、7回からアルカンタラ、湯浅、岩崎とつないで守り切った。

 コロナ禍で大山、坂本、ケラーが相次いで特例抹消され、マルテが右脚の張りで離脱する中で、二塁・山本の好守が光るなど、総合力で競り勝った。借金を3にし、試合がなかったDeNAを勝率でかわして3位に浮上した。

 以下は試合後の矢野監督との一問一答。

 ―北條が見事な逆転2ラン
 「映像を見ると、けっこう難しいボールだけど、見事に打ってくれた。ジョー(北條)は今シーズン、打率は上がっていないんですけど、内容は悪くないと捉えていたので。きょうは、いってくれるんじゃないかなというところで。最高の形にしてくれた」

 ―普段から声がよく出て、準備を怠らない姿勢が評判
 「よく野球の神様というようなことを言うけど、日ごろからそういうチームのためにいろいろやってくれる選手なのでね。本当に神様からのプレゼントかもしれない」

 ―欲を言えば追加点がほしかった
 「やっぱりそれが取れないんでね。本当にハラハラドキドキしながら見ていた。やっぱり点が欲しかった」

 ―青柳の投球をどう見た
 「ヤギ(青柳)にしては調子が悪いなという感じで、どうかなと思ったけど、それでも1失点で行ってくれるというあたりがヤギの成長。そういうのが見えた投球かなと思う」

 ―6回で青柳を交代した理由は
 「ヤギの状態と、中継ぎ陣の登板間隔がちょっと空いていたんで。総合的に考えて決めた」

 ―リリーフ陣も抑えた
 「ドキドキしながら見ていたけど。今日は二遊間がよく守ってくれた。打てなかったけど、そういうところでしっかり全員で戦えたと思う」

 ―青柳が両リーグで10勝1番乗り。勝てる投手に成長したか。
 「数字を見ても1敗しかしていない。防御率も1点3ナンボやし。成長してるからこそで、たまたまではそんな数字は付いてこないんでね。ヤギ自身、納得いく投球じゃなかったけど、勝ちが付いたとか、粘れたとか、、自信にしていってもらえればいいんじゃないかな」

 ―二塁の山本は守備でも貢献
 「本当にどこにでもはめられるというか、複数のポジションをやってくれるし、作戦も色々できるし、球際もしぶといし、どこにでもはまる選手なんで。本当にチームには欠かせない存在」

 ―北條らカバーする選手がいる。チーム力も上がっている
 「チーム力…。勝てば何でもいいという部分もあるけど、勝ち方という意味では本当に苦しかった。ケラーも(コロナ陽性に)なった状況で全員で粘れて、勝ちをしっかりつけられたところがチームとしての成長だと思う。俺もいろんな理想を掲げているけど、そういう部分をしっかりやりながら、勝つところがプロに求められると思う」

 ―2軍でロドリゲスが2打数1安打
 「いい感じで打っていたね。三振も内容的にはそんなに悪い三振ではなかった。マルテがああいう状態(右脚の張り)になってしまったんで、(ロドリゲスが)良ければこっち(1軍)に呼んでみたいけど、調子と体調を加味しながら。またこっちの状況もあるんで。きょうに関しては実戦から離れたずれを感じさせる状態ではなかったので、そこはひとまず安心かな」

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2022年7月15日のニュース