東海大熊本星翔は優しくて強いね！玉木&児島で零封リレー「三振を取りたい時に取れた」

第104回全国高校野球選手権熊本大会・2回戦   東海大熊本星翔5－0鎮西 （ 2022年7月14日    リブワーク藤崎台 ）

＜鎮西・東海大熊本星翔＞8回途中まで無失点、10奪三振の好投を見せた東海大熊本星翔・玉木
Photo By スポニチ

　優しさも兼ね備えた第4シードが、4年ぶりの優勝へ上々の滑り出しを見せた。東海大熊本星翔は今年5月にエース合志光陽（3年）と1年生部員が自転車で転倒した男性を救護。男性は大事には至らず、6月に合志らに熊本北合志署から感謝状が贈呈され、6日には日本高野連の善行表彰も発表された。

　初戦は最速145キロ右腕の合志がブルペンで肩をつくりながら見守る中、玉木稜真（2年）と児島直樹（3年）で零封リレー。玉木は自己最速を更新する142キロの直球を中心にスライダー、チェンジアップ、カットボールを織り交ぜ、7回1/3を3安打に抑え10奪三振。4回は振り逃げを含め1イニングで4奪三振をマークした。兵庫県出身で「東海大の縦じまが着たくて」と熊本への野球留学を決断した玉木は「三振を取りたい時に取れたのが良かった」と振り返った。

　捕手として2投手をリードした斉藤尽生主将（3年）は「目標は甲子園出場の先の日本一。一戦一戦、目の前の試合をきちんと戦いたい」と宣言した。