阪神・マルテ わずか1日で再離脱 井上ヘッド復帰時期「見通し立っていない」

[ 2022年7月15日 05:15 ]

13日巨人戦の4回に遊ゴロに倒れ、歩くように一塁に向かうマルテ
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 阪神のジェフリー・マルテ内野手(31)が14日に右足の張りで登録を外れ、復帰からわずか1日で再び離脱した。

 13日の巨人戦に右足コンディション不良から49日ぶりに出場し、「5番・一塁」で3打数2安打2打点。初回に右前適時打を放った際に故障を再発した。2打席目以降は歩くような速度で走り、3打席目の遊ゴロでは客席からヤジが飛んだ。一塁守備ではゴロに足がほとんど動かず、1失策を記録した。

 慎重に復帰時期を探ってきた井上ヘッドコーチは「痛いに決まっている。ファームと慎重に連携を重ねてきたつもり」と頭を抱えた。2軍の推薦と、マルテの意欲に押される形で昇格。初回の異変の時点で「ストップをさせておけば良かった」と悔やんだ。

 5回交代に懲罰的な意味はなく、開幕から3度目の離脱を受けて復帰時期についても「見通しは立っていない」と厳しい見解だった。2軍戦では力を入れて走らず、守備でも打球をほとんど追わない姿が確認されるなど、元々万全でなかった可能性がある。

 近親者のコロナ陽性で濃厚接触者になった大山に続いて主力が離脱。矢野監督は「全員で乗り切るしかない。ある意味、全員が出られるチャンスがある。意気に感じてやってもらえたら」と奮起を促した。

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2022年7月15日のニュース