実践学園・小林　高校初本塁打はランニング弾　自慢の快足でビッグイニング呼んだ

第104回全国高校野球選手権東東京大会・2回戦   実践学園10ー0都三田 （ 2022年7月14日    大田 ）

＜実践学園・都三田＞5回、ランニング2ランを放ち、勢いよく本塁を目指す実践学園・小林（撮影・木村　揚輔）
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　自慢の足が輝いた、記憶に残る一発だった。実践学園が2点リードの5回無死一塁。4番・小林彪矢（ひょうや＝2年）が初球のシュートを力強く右中間へはじき返した。快足を飛ばし、一気に本塁まで生還。記念すべき高校通算1発目はランニング本塁打だった。

　「足には自信があります。走ったらいけました」と目を細めた。ベンチからの「右中間を意識しよう」という助言が実ったと言う。この一打からチームの勢いは止まらず、この回一挙8得点のビッグイニング。最後はこの回2打席目の小林がサヨナラとなる右前打で10点差に広げ、5回コールド勝ちを決めた。

　「初戦からコールド勝ちを意識していた。4番の役割を果たせて良かった」。バットも足も頼もしい大黒柱が勢いづけた。（山手　あかり）