市船橋・谷藤 オリックス杉本流トレ効果、ラオウ弾&4打点「次も一球一球集中したい」

[ 2022年7月15日 04:00 ]

第104回全国高校野球選手権千葉大会・3回戦   市船橋19ー8市銚子 ( 2022年7月14日    ゼットエー )

<市銚子・市船橋>4回、2ランを放つ市立船橋・谷藤(撮影・望月 清香)
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 三塁スタンドから大きな拍手が注がれた。4回、市船橋の6番・谷藤汰樹(3年)が内角直球を捉え、打球は風に乗って左翼席へ。ダメ押し2ランで市銚子を引き離した。

 決勝点となった初回の逆転2点右翼線二塁打も含め4打点。3点を先制される嫌な流れを、谷藤の一打で勢いづき一挙15得点でひっくり返した。3安打1打点した初戦の検見川戦に続く活躍。秘密兵器が打撃開眼につながった。ラオウことオリックス・杉本が愛用する「シークエンスバット」をティー打撃に取り入れ、低い打球を逆方向に打つことを意識してきた。「チームとしても春から“つなぐ”というテーマでやってきた」と語るように15安打19得点と打線が爆発。プロ注目の強肩強打の「4番・捕手」片野優羽(3年)も、今夏初安打を含む3安打を記録した。

 「次の試合も気を抜かずに、一球一球集中したい」と谷藤。15年ぶりの夏の甲子園へ、絶好調のバットが6番に座って名門の進撃を支えている。(望月 清香)

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2022年7月15日のニュース