阪神・ロハス 83日ぶりダメ押し4号 仲間の励まし「自信につながった」

[ 2022年7月15日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神3-0巨人 ( 2022年7月14日    甲子園 )

<神・巨>愛息のクルーくんとマッスルポーズを決めるロハス(撮影・北條 貴史)
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 83日ぶりの一撃は最高の感触だった。阪神・ロハス・ジュニアが貴重なダメ押し弾で存在を誇示した。7回先頭。シューメーカーの低めスライダーを右中間席に叩き込んだ。

 「何とか甘い球をしっかりコンタクトしたいと思っていたので、よかった」

 ベンチ前では力こぶポーズを作り、パワーをアピール。「俺は力があるよというイメージでやった」と4月22日のヤクルト戦以来の4号に興奮さめやらぬ様子だった。

 「前の日に優(岩崎)が韓国時代のホームラン集のビデオを映してくれて、梅野選手も“これをイメージして”と言ってくれた。それがいい結果になった。糸井選手とも、ロドリゲス選手とどっちがパワーあるの?と話をしていて、“ロドリゲスも凄くいいパワーだね”と話したら、おまえもいいパワーがある、絶対打てるからと励ましてくれた。自信につながった」

 ロドリゲスの加入で危機感が増す中、チームメートの温かい言葉に救われた。試合前練習ではファーストミットを手にした。大山、マルテが2日連続で登録を外れ、一塁手が不在のチーム事情も理解した上での行動だった。「監督に言われたら、どこでもという気持ちがある」。ベンチスタートも多くなっても、この夜の一発を巻き返しへの号砲に変えていくしかない。(長谷川 凡記)

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