DeNA・牧 1カ月ぶり弾で3位再浮上、主砲復活の決勝特大17号で自力V復活&2位に1差

[ 2022年7月15日 05:20 ]

セ・リーグ   DeNA4-3広島 ( 2022年7月14日    マツダ )

<広・D>6回1死、牧は左越えにソロ本塁打を放つ(撮影・奥 調)
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 これぞ4番だ。DeNA・牧が豪快な一発で試合を決めた。3―3の6回。アンダーソンの内角チェンジアップを捉えると、打球は左翼席後方のネットに突き刺さった。

 「打った瞬間、入ると思った。凄くいい形で打てた」。6月11日のロッテ戦で佐々木朗から打って以来の17号ソロ。実に1カ月ぶりとなる一発が決勝弾となり「ああいう場面で、何とか出たんでよかった」と安堵(あんど)の表情だ。

 一時の打撃不振から完全復調を感じさせたが、打ちたい理由があった。この日は同学年の石川が育成からはい上がってプロ初登板初先発。「ずっと育成でやってきて気持ちが入る中、急きょのマウンドで凄くいい投球をしてくれた」。3回の適時二塁打を含む2打点とバックアップした。

 3位攻防戦だった天敵の広島3連戦で今季初めてカード勝ち越し。3位に浮上し、2位・巨人にも1ゲーム差に迫った。自力優勝の可能性も復活。「残る前半戦は勝って勝ちまくるしかないっていうのがチームの方針なので」。牧の力強い言葉が旋風を予感させた。(秋村 誠人)

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2022年7月15日のニュース