西武・光成 マイティー・ソーばり長髪なびかせ5勝目 5回までノーノーも7回0/3を2失点に反省

[ 2022年6月18日 05:30 ]

パ・リーグ   西武4―2オリックス ( 2022年6月17日    ベルーナD )

<西・オ>西武先発・高橋(撮影・尾崎 有希) 
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 アメコミのヒーロー「マイティ・ソー」のトレードマークである長髪に、西武・高橋が近づいてきた。帽子の裾から出た奇麗な明るい茶髪が、投球のたびに揺れる。

 約1カ月ぶりの白星にも「投げきれなかったのが悔しい。何か感じ悪く終わりました。(完投)したかった」。試合後は傲慢(ごうまん)さゆえ神々の国から地球に追放されたソーのように自身に怒っていた。最速153キロの直球を軸に新人捕手の古賀と初めてバッテリーを組んで5回まで無安打投球。だが7回に杉本にソロを浴び、今季のチーム初完投が見え始めた8回は先頭から2連打を浴びた。7回0/3を2失点。「投げきって(ベンチに)帰ってこなければいけない」と反省した。

 今季の開幕前。マイティ・ソーの愛称を持ち、エンゼルスで大谷の同僚でもあるシンダーガードの髪形を目指す意向を明かし「今年は髪を切らずに伸ばしたい」と宣言した。大谷がキャンプ中の実戦形式の打撃練習で「手袋がなかったら死んでたわ~」と左手を強烈にしびれさせた右腕の後ろ髪のなびき方が理想。「投げた後の“フワン”という感じ」を求めている。

 交流戦で1勝もできず、自身4連敗中だった。5月13日の楽天戦以来、約1カ月ぶりの白星。リーグ戦の再開となった試合で気分転換にグラブを替え、シーズン開幕戦の気持ちで臨んだ。チームは3連勝で「自分のボールを投げることに集中できたのは良かった」と笑顔。ヒーローは黄色の大きなバンダナで髪を束ね、球場を後にした。(神田 佑)

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2022年6月18日のニュース