阪神「8回の男」湯浅、17戦連続零封!「バッターと勝負できた」代役守護神・アルカンタラは来日初S

セ・リーグ   阪神7ー5DeNA （ 2022年6月17日    甲子園 ）

＜神・D＞8回、阪神・湯浅は三振を奪い、雄叫びを上げる　（撮影・後藤　大輝）
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　帰ってきた阪神の若き右腕が、聖地のマウンドに君臨した。2点リードの8回。この日再登録されたばかりの湯浅が、5日の日本ハム戦以来の登板で1イニングを零封し、連続無失点を17まで伸ばした。

　「ブルペンから緊張していました。ランナーを出してしまいましたけど、そこから落ち着いてバッターと勝負できた」

　1死から神里に左前打、2死から代打・藤田に四球を与えて一、二塁とされても動じない。この日2安打の森を2球で追い込み、151キロ直球で見逃し三振に仕留めて力強くガッツポーズを決めた。鳴尾浜での再調整期間は「1からリセット」をテーマに、疲労回復とともに投球フォームの見直しに着手。「抹消される前よりいい状態で投げられている」と、直球、フォーク共に切れ味は不変で、アウト全てを三振で奪った。

　9回はアルカンタラが先頭の蝦名に中前打こそ浴びたものの、牧、宮崎から連続で見逃し三振を奪って来日2年目で初セーブを記録。リフレッシュ抹消の岩崎に代わって代役守護神を務める右腕は、今季2度目のお立ち台で「チームが勝てて最高の気分」と笑顔を振りまいた。　（阪井　日向）