往年の絶対的守護神エカーズリーが沢村の直球を好評価

[ 2022年5月31日 13:21 ]

オリオールズ戦の2番手で登板し、2回を無失点で終えた沢村(AP)
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 レッドソックスの沢村拓一投手(34)が再昇格。オリオールズ戦の5回途中から登板し、無安打1奪三振で、23球で6つのアウトを取る好投を見せた。往年の絶対的守護神デニス・エカーズリー氏は「直球で押していける」と好評価を与えている。

 レ軍のコーラ監督は降格に当たって、直球でストライクを取ることを課題に挙げていたが、この日の沢村は23球中16球がストライクで、直球についても15球中10球がストライク。8番打者のマケナに対しては、6球すべて直球勝負で、追い込んでから、この日の最速97・4マイル(約157キロ)の高めの直球で空振り三振を奪っている。

 地元TV局NESNの解説者エカーズリー氏は「ストライクを取ることが課題だが、彼は球が速いし、あの直球なら押していける。その上、最近ツインズのジョアン・デュランを見るまでは、誰よりも速いスプリットを投げていた」と、沢村の持ち球を称賛していた。なお沢村の後に登板した元広島の右腕・ブレイシアは2回4安打1失点、右腕バーンズは1回3安打3失点で、防御率はそれぞれ5点台と7点台に悪化。右のリリーフ投手陣の再整備がチームの課題になっている。

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2022年5月31日のニュース