ロジャー・クレメンス氏の四男コーディーがタイガースでメジャー昇格 あすメジャーデビューへ

[ 2022年5月31日 08:37 ]

タイガースでメジャー初昇格を果たしたコーディー・クレメンス(AP)
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 ミシガン州デトロイトを本拠にしているタイガースは30日、首を痛めたロビー・グロスマン外野手(32)を10日間の負傷者リストに登録。代わって3Aトリドで今季45試合で打率・283、8本塁打、31打点をマークしていた内外野をこなすコーディー・クレメンス(26=185センチ、77キロ、右投げ左打ち)を昇格させ、同選手は31日に行われるツインズとのダブルヘッダーの2試合目で先発すると見られている。

 クレメンスの父はメジャー通算354勝(歴代9位)でサイ・ヤング賞に7回選出され、11回の球宴出場と歴代3位の奪三振数(4672)を誇るロジャー・クレメンス氏(59=元レッドソックスほか)。同氏にはデブラ夫人(59)との間にコービー(KOBY)、コーリー(KORY)、ケイシー(KACY)、コーディー(KODY)の4人の息子がいて、長男コービーと三男ケイシーはマイナーリーグで出場歴があるが、メジャー昇格を果たしたのは兄弟の中でコーディーが初めてとなった。

 父ロジャー氏の現役生活は薬物使用問題によるスキャンダルで終えんを迎えたが、31日にコーディーがツインズ戦に出場すると、ロジャー氏最後の登板となった2007年9月16日(対レッドソックス)以来、5371日ぶりに“クレメンス家”のメンバーがメジャーに復活。コーディーは父がレッドソックス在籍時につけていた「21番」のユニフォームを着用することになったが「幸運にも自分は打者で、父が成し遂げたことを気にする必要はない」と語っている。

 コーディーはテキサス大から2018年のドラフト3巡目(全体79番目)にタイガースから二塁手として指名され1Aでプロデビュー。マイナーでは4年で計325試合に出場して打率・252、43本塁打、175打点という成績を残している。

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2022年5月31日のニュース