今季大ブレーク ヤンキースの左腕コルテス 2日に大谷翔平と1年ぶり激突「まあ見ておいてくれよ」

[ 2022年5月31日 15:48 ]

大谷との再戦に意欲を燃やしたコルテス(撮影・杉浦大介通信員)
Photo By スポニチ

 5月31日(日本時間6月1日)からニューヨークで行われるヤンキース―エンゼルスの3連戦では、ヤ軍の先発左腕コルテスとエ軍・大谷の1年ぶりの対戦が実現しそうだ。

 昨年6月対戦時は、ヤンキースタジアムで合計3本塁打を放つなど絶好調だった大谷に対し、コルテスは軸足をバタバタとさせ、さらに超スローに足を上げる変則モーションや、スーパークイック投法、極端なサイドスローといった変則投法を駆使。あの手この手でタイミングを外し、大谷を中飛に討ち取ってマウンド上でほくそ笑んだ。

 大谷が打席で笑顔を見せたことに関し、コルテスは「彼のようないい打者を討ち取るために、僕はああいう形でベストを尽くした。彼は同じ投手でもあるから、それを理解し、リスペクトしてくれたと考えている。対戦後、お互いに笑い合えたのだからよかったよ」と振り返っていた。

 あれから1年。今ではヤンキースの先発ローテに定着したキューバ出身の27歳のコルテスは、今季9戦に先発して4勝1敗、リーグ2位の防御率1・70と見事な成績を残している。

 3連戦2戦目の1日(同2日)に先発予定のコルテスは「今度は大谷に対してどう投げるか」と問われると、「まあ見ておいてくれよ、今ここで教えることはできないな(笑い)」とまたくせ者らしい笑顔。

 「僕が先発ローテーションに入るのはキャリアで初めてだけど、登板後、リカバリーのために中5日の毎日が重要だということがよくわかった。それが大谷は先発した翌日、打者としてゲームに出場してしまうんだから。もう脱帽するしかないよ」と大谷へのリスペクトを語った。

 再対決を楽しみにしているようで、今回もマウンドで何をするか、目が離せない。(杉浦大介通信員)

続きを表示

2022年5月31日のニュース