怒とうのビッグボス采配も遠い1点…快投・加藤に代打、9回無死一、二塁から杉谷、野村、清宮3連続代打も

[ 2022年5月31日 20:43 ]

交流戦   日本ハム0―1広島 ( 2022年5月31日    マツダ )

<広・日>ベンチの新庄監督(撮影・奥 調)
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 1点勝負に先手先手のビッグボス采配も届かず。日本ハムのドラフト9位ルーキー上川畑大悟(25)がプロ初となる「4番・遊撃」で先発出場。遊ゴロ、死球、遊ゴロ、捕安だった。試合は両軍1点が遠い投手戦になったが、8回に1点を失い連勝とはならなかった。

 新庄監督は試合前に自身のインスタグラムを更新。「今日から広島戦 新たなオーダー組んでレベルアップ期待」とつづっていた。この日は「2番・二塁」にドラ3ルーキー水野を起用。4番・上川畑とともにフレッシュなクリーンアップ。現在6本塁打で18~20年の各7本の自身シーズン最多タイ記録にあと1としている清宮はスタメンから外れた。

 「4番」にとらわれずいつも通りバットを短く持つ独特のフォームで打席に立った上川畑。しかし両軍無得点が続く6回に相手エラーで2死ながら松本が二塁に。このチャンスに遊ゴロに倒れた。

 試合は加藤と床田のしびれる投手戦に。両投手が「0」を並べ続け迎えた7回の攻撃。万波、石井と倒れた後に谷内が床田のストレートをうまく捉え右中間を破る二塁打を放った。ここでビッグボスがベンチから飛び出した。ネクストの先発・加藤に代打・今川をコール。6回まで65球無失点と完璧に広島打線を抑えてきた左腕をスパッと代え勝負に出た。しかし今川は見逃し三振に倒れ先制点を奪うことはできなかった。

 試合は8回に動いた。日本ハムは得点できず、マウンドには3番手の宮西を送った。先頭の代打・堂林に左前二塁打を打たれ、続く野間が犠打を決めたところでビッグボスは宮西に代え玉井をマウンドに。1死三塁。玉井は菊池に左犠飛を許しついに1点が動いた。1点を失った。

 9回には無死一、二塁のチャンスに代打・杉谷、代打・野村、代打・清宮と怒とうの3連続代打という勝負手を打ったが、それぞれ投ゴロ、空振り三振、二ゴロに倒れ結局1点を奪えないまま悔しい敗戦となった。

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