楽天・田中将大 “12年ぶりナゴヤ”で2発に泣く…昨季超え5勝目お預け、小笠原と甲子園V腕投手戦

[ 2022年5月31日 20:12 ]

交流戦   楽天―中日 ( 2022年5月31日    バンテリンD )

<中・楽>4回、阿部に先制ソロを打たれ、顔をしかめる田中将(撮影・椎名 航)
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 楽天・田中将大(33)が中日戦(バンテリンドーム)に先発。6回103球を投げ6安打2失点4奪三振と力投を見せたが昨季を超えるシーズン5勝目はお預けとなった。

 田中将のバンテリンD登板は、昨年のオープン戦で登板したものの、公式戦は7回1失点で白星を挙げた2010年5月23日以来、12年ぶり。序盤こそ少し制球に乱れが見られたものの、徐々にいつも通りの姿を取り戻し3回まで2安打無失点と安定した投球を見せた。

 4回も3番・鵜飼を空振り三振、4番・ビシエドを二ゴロに打ち取り続く阿部も簡単に2ストライクに追い込んだ。しかし5球目の148キロのストレートを右方向にうまく打たれまさかのスタンドイン。「甲子園優勝投手対決」となった相手先発の小笠原との投手戦が続いてきた中で悔しい1球となった。

 5回89球を投げ終え1失点の田中将は、6回先頭の打席でバットの先ながら大きな飛球を放ち笑顔を見せた。6回のマウンドでは再び1発に泣いた。先頭の鵜飼を打ち取った後の4番・ビシエドにスプリットを完璧に捉えられ2失点目。弾丸ライナーの打球をぼう然と見つめた。

 打線も7回まで4安打で無得点と快投を続ける小笠原の前に沈黙。結局103球を投げ終えたこの回で降板となり昨季超えのシーズン5勝目、日米通算186勝目はお預けとなった。

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