ソフトバンク・藤本監督 球団初新人指揮官パ30勝一番乗りなるか 現在29勝19敗1分け

[ 2022年5月31日 05:30 ]

ソフトバンクの藤本監督         
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 【Weekly Data展望】藤本博史新監督率いるソフトバンクが、前年4位からの逆襲へ好スタートを切っている。30日現在、29勝19敗1分けの勝率・604。楽天に0・5ゲーム差の2位ながら、勝利数は同じ29で、今日にもパ30勝一番乗りの可能性がある。

 パ新人監督のリーグ30勝一番乗りは昨年の石井一久監督(楽天)まで12人いるが、ソフトバンクには前身の南海、ダイエー時代を含め一人もいない。藤本監督が一番乗りを果たすと球団では初の記録になる。また、パ30勝一番乗りを果たした新人監督のチームを見ると、最終順位は優勝5チーム、2位1チーム、3位6チームと全てAクラス入り。うち、50試合以内でマークした6人の中では、50年湯浅禎夫(毎日=42試合)、02年伊原春樹、04年伊東勤、08年渡辺久信(いずれも西で48試合)の4人が優勝している(他の2人は3位)。ちょうどシーズン50戦目となる今日の試合で達成すれば、V奪回へデータの後押しも受けそうだ。

 なお、藤本監督が現役としてホークスに在籍した82~98年の17年間でリーグ30勝一番乗りは94年(当時ダイエー)の1度だけ。選手としては縁遠かった快記録を監督1年目でいきなり達成するか。(記録課・志賀 喜幸)

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