エンゼルス・大谷 導かれしニューヨーク…昨年はルース、今年はゲーリッグの命日にヤンキース戦

[ 2022年5月31日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス10-11ブルージェイズ ( 2022年5月29日    アナハイム )

<エンゼルス・ブルージェイズ>6回、大谷は第4打席では死球を受ける(撮影・篠原岳夫)
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 試合後に空路、ニューヨークに向かったエンゼルス・大谷は、試合のない30日(日本時間31日)を挟んで31日(同6月1日)からヤンキース3連戦を戦う。

 聖地ヤンキースタジアムでは昨季は打者で計3本塁打しながら、投手では1回をもたずに7失点。2日(同3日)に登板予定の大谷は「いいチームなので何かを変えることなく一試合一試合頑張りたい」と引き締めた。

 2年連続で不思議な縁に導かれた。同日は1920~30年代にヤ軍で活躍した伝説の左打者ルー・ゲーリッグの命日。筋萎縮性側索硬化症(ALS、通称ルー・ゲーリッグ病)で37歳で死去した同選手の功績を称え「ルー・ゲーリッグ・デー」が開催され、全チームの監督、選手らが同氏の背番号4をあしらった「4―ALS」のロゴが入ったワッペンなどを着用する。

 昨季は元祖二刀流ベーブ・ルースの命日だった8月16日の敵地ヤンキース戦に打者出場。4打数無安打だったが、悪天候で中止となった6月の一戦が同日に組み込まれ、その偶然が大きな話題を集めた。今回は2130試合連続出場の当時世界記録を樹立し「アイアンホース(鉄の馬)」と呼ばれたゲーリッグに導かれた。

 また1日(同2日)にはリーグ2位の防御率1・70とブレーク中のコルテスが先発予定。昨年6月29日の対戦で3打席連発が懸かった大谷を、スーパークイックなど変則モーションで笑わせ、結果的に中飛に抑えた。左腕は大谷の攻略法を問われると「まあ見ておいてくれよ、今ここで教えることはできないな」と不敵な笑みで珍投法をにおわせた。(杉浦大介通信員)

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2022年5月31日のニュース