西武は守乱で逆転負け 辻監督 新人2人に「俺だって経験した。生かすも殺すも、これからのプラスに」

[ 2022年5月7日 18:11 ]

パ・リーグ   西武2―3日本ハム ( 2022年5月7日    ベルーナD )

<西・日>6回、平井から送球されたボールを落球する中山。右は今川(撮影・久冨木 修)       
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 西武は守備の乱れが絡んで逆転負けを喫したが、辻監督は前向きに「俺だって嫌というほど若い時は色んな経験をした。明日またしっかり気持ちを新たに戦っていきます」と切り替えた。

 2―1の6回無死一塁で、松本剛が投手の前にバントでゴロを放った。平井が捕球して二塁に送球。タイミング的には併殺かと思われたが、二塁に入って捕球を試みた遊撃手・中山のグラブから球がこぼれ落ちた。一時はアウト判定も、相手ベンチのリプレー検証で中山の捕球が認められず、セーフに覆った。

 これで無死一、二塁。さらに、投球後に二塁走者が飛び出したのを見た捕手の古賀が、あわてて二塁に送球。飛び出していた走者は帰塁せず、三塁まで進んで好機を広げられた。その後、適時打と犠飛で逆転を許した。

 中山はドラフト6位の新人でこの日、故障のため出場選手登録を抹消された源田の代役として、1軍に初昇格して初スタメンだった。辻監督は「チームに迷惑をかけて凄いショックだと思う。すごい痛いですよ。痛いですけど、それを生かすも殺すも彼がこれからどういう風に野球に取り組んでいくか。将来“あんなことあったな”と笑い話しにするのか」と心境を察した。

 指揮官は新人捕手の古賀に対しても「非常に良いリードしてるんだけど、慌ててセカンドに投げて、サードに進塁されたというのも、次からしなければいい。色んなことを経験しながらプラスにしていく」と前向きに見据えた。

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2022年5月7日のニュース