巨人新助っ人シューメーカーまさか…来日ワースト3回6失点KO 村上に2試合連続満塁弾許す

[ 2022年5月7日 15:15 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年5月7日    東京D )

<巨ヤ>3回、村上に満弾を浴びるシューメーカー(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の新助っ人右腕、マット・シューメーカー投手(35=米国)がヤクルト戦(東京D)で来日5度目の先発登板。来日ワーストとなる3回3安打6失点でKOされた。

 制球には定評のあるシューメーカーだが、この日は初回から乱れた。1死から2番・青木をストレートの四球で歩かせると、3番・山田には2ストライクと追い込んでからの3球目スプリットを左翼スタンドに運ばれ、試合開始から9球で2点先制を許した。

 すると、0―2のまま迎えた3回だった。先頭の1番・塩見に対し、追い込んでからの4球目ツーシームが左肘をレガースの上から直撃。死球で一塁に出すと、続く青木も追い込んでからの4球目スプリットが今度はレガースの上から右足首に当たって2者連続死球で無死一、二塁となった。マウンドで頭を抱える仕草を見せたシューメーカーだったが、さらに第1打席で先制2ランを許している山田は四球で歩かせて無死満塁。ここで前日のカード初戦で先発右腕・堀田から3回に勝ち越し&決勝の満塁アーチを放っている主砲・村上が打席に入った。そして、カウント1―1からの3球目。内角低めのスプリットを右翼スタンド中段に叩き込まれて村上にNPB史上9人目の2試合連続満塁弾を許すと、マウンドで何度も首を振った。

 その後、2死を取った後に中村も四球で歩かせたが、何とかこの回を終わらせたシューメーカー。その裏、1死走者なしで打席が回ると、代打・増田陸を送られ、降板となった。

 投球内容は3回で打者17人に対して63球を投げ、3安打6失点。1三振を奪い、3四球2死球、直球のMAXは144キロだった。

 シューメーカーは4月23日の中日戦(バンテリンD)では7回2死まで1人の走者も出さない完全投球を披露。結局、散発2安打無四球の初完投初完封で来日初勝利を飾った。前回登板した4月30日の阪神戦(東京D)では来日最多となる9三振を奪って6回4安打2失点(自責1)と好投したが、6回に追いつかれて来日2勝目を逃している。

 ▼シューメーカー 追い込んでからの2つの死球がもったいなかったし反省の出たピッチングだった。先発としてマウンドを早く降りてしまい本当に申し訳ないと思っている。

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2022年5月7日のニュース