同大、単独首位浮上 近大との天王山制した 決勝弾の星加に花野監督「びっくり箱がひっくり返った」

[ 2022年5月7日 19:07 ]

関西学生野球春季リーグ 第6節3回戦   同大5―0近大 ( 2022年5月7日    南港中央 )

<近大・同大>同大・星加が先制2ランを放ち、先発の高橋(19)とグータッチをする(連盟提供)
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 同大がともに勝ち点を落としていなかった近大との天王山を制し、単独首位に浮上した。

 「8番捕手」の星加健杜(4年=今治西)が攻守で躍動。3回無死一塁でリーグ戦初本塁打となる決勝の先制2ランを今秋ドラフト候補左腕の久保玲司(4年=関大北陽)から右越えへたたき込むと、守備でも3投手を好リードし近大打線を零封した。

 「勝ち点を取れたことにホッとしていますし、うれしいです」

 昨春、正捕手になってからは守備練習に時間を割き、打撃との両立ができないことが悩みだったが「今年から練習でもうまく時間配分ができるようになり、調子も上がってきました」。ただ、その守備でも近大との1回戦では自身の捕逸で先制点を献上したことが響き1―2で惜敗していた。

 汚名返上はもちろん、おつりが来るほどの扇の要の大活躍に、花野巧監督も「びっくり箱がひっくり返ったような感じ。一生懸命に練習をするヤツです。みんなが“もう止めとけ”というぐらい練習する。粘りながらよく打ってくれました」と称えた。11年秋以来、11年ぶりの優勝をはっきりと視界に捉えた価値ある1勝だった。

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2022年5月7日のニュース