楽天、球団新記録8連勝 大地V弾!9回“お祭り騒ぎ”今季1号

[ 2022年5月7日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天3-2オリックス ( 2022年5月6日    京セラD )

<オ・楽>9回1死、鈴木大(手前左から2人目)が勝ち越しのソロ本塁打を放ち、盛り上がるナイン(手前左は西川)(撮影・坂田 高浩)
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 球団創設18年目。楽天が新たな歴史を刻んだ。球団新記録の8連勝。石井監督は「何連勝?8?それは連勝ですね」と独特の表現でほほ笑んだ。

 試合を決めたのはチームの精神的支柱だ。1点を追う8回に西川の適時三塁打で同点。9回1死走者なしから、鈴木大が守護神・平野佳の初球、高めの148キロ直球をフルスイングした。「中途半端なスイングはしたくなかった。最高の結果が出た」。右翼席への今季1号ソロが決勝打となり、ベンチはお祭り騒ぎだった。

 人知れず悔しさと闘っていた。連勝が始まった4月26日のロッテ戦の時点で打率・177。この試合は出場機会がなかった。移籍後は2年連続で全試合に出場も「競争だから。結果が出なければ使われない。出なかった試合もあるけど、いい勉強になっている」と現実を受け止めた。ベンチでは最前列で声を出して仲間を鼓舞。石井監督も「どういう状況でも戦う姿勢を見せてくれる」と信頼は揺るがない。チームの歴史を塗り替える連勝。鈴木大は「みんなで積み重ねた球団記録」と言った。(重光 晋太郎)

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2022年5月7日のニュース