ヤクルト 今季初の単独首位浮上 山田先制&村上2試合連続満塁 今季3度目アベック弾

[ 2022年5月7日 18:15 ]

セ・リーグ   ヤクルト6ー2巨人 ( 2022年5月7日    東京D )

<巨・ヤ>3回、村上は満塁本塁打を放ちナインに迎えられる(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 ヤクルトが投打で巨人を圧倒し、首位に浮上した。山田、村上の今季3度目となるアベック弾で試合の主導権を握れば、先発の高橋が確実に試合をつくる。連勝で貯金は今季最多の6。昨季の日本一チームが上昇気流に乗った。

 痛快な先制弾だ。初回1死一塁、山田が一振りで試合の流れを引き寄せた。巨人先発・シューメーカーがカウント0-2から投じたフォークボールを強振。打球は左翼席に飛び込む先制の6号2ランとなった。「昨日の勢いのまま良いリズムで試合に入れて先制することが出来て良かったです」。今季最多13得点を奪った前日の勢いは続いていた。

 山田の一発に主砲も呼応した。2-0の3回無死満塁、村上もシューメーカーのフォークを捉えた。「みんなが、つくってくれたチャンスだったので何とかしたかったです。最高のカタチになってくれて良かった」。打った瞬間、それとわかる弾道を右翼手が追うことはなかった。打球は右翼席中段に着弾する9号満塁弾。2試合連続の満塁弾はプロ野球史上9人目で、セ・リーグでは1953年の藤村富美男(阪神)、2006年のタイロン・ウッズ(中日)に続き、3人目。ヤクルト球団としては史上初の快挙だった。

 先発・高橋も冷静に回を重ねた。初回2死三塁、巨人の4番・岡本和に10球粘られながらも、最後はスライダーで空振り三振。2回は3者連続三振とピンチを切り抜け、リズムをつかんだ。6-0の5回に2点を返されはしたが、6回5安打2失点と試合をつくり、今季3勝目を手にした。

 ここ10試合で8勝2敗と投打とも波に乗る。目指すは92、93年以来となる連覇。まだ5月の時点ではあるが、今季初めて単独首位に立った。

続きを表示

この記事のフォト

2022年5月7日のニュース