阪神・豊田の甲子園バックスクリーン弾に、平田2軍監督は85年の掛布弾を思い出した

[ 2022年5月7日 17:18 ]

ウエスタン・リーグ   阪神3―2中日 ( 2022年5月7日    甲子園 )

<ウエスタン 神・中>7回1死、中越えにソロ本塁打を放ち、ナインに迎えられる豊田(撮影・坂田 高浩)
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 阪神2軍は甲子園での中日戦で延長10回、江越のサヨナラ打が飛びだし、3連勝。平田2軍監督はドラフト6位・豊田のバックスクリーン弾に、85年のバックスクリーン3連発の掛布の一打をオーバーラップさせた。以下は一問一答。

 ――マルテが死球でヒヤリ。
 「いやー、やっぱり変化球とはいえね、頭に当たって、ちょっとモロに当たったので大事をとって、もう一回立ちたいというところだったので、大丈夫やからという、昨日も言ったように、非常にこう、意欲を見せてくれるのでね、本当は5イニング守る予定で本人は出たいという話やったけど、きょうはもうちょっとやっぱり大事をとって3回で。やめさせたというかな。いま、トレーナーからの話では異常はないということなので、明日は様子を見て出場は決めようと思っている」
 ――2打席目には復帰後初ヒットも出た。
 「フォークかな。浮いたボールを三遊間に打って、ちょっと気持ち的にも、昨日は内容がね、昨日は鈴木がよかったしね。きょうはヒットも1本出て、そういうところもあって代えたんだけど」
 ――ノーアウトのチャンスが2死になったところ。勝負強さがでた。
 「まあ、それは、それはいっても、驚くべきあれでもないやん」
 ――守備にもついた。
 「何も、普通。なんかしたか?何もしてないやん(笑)。きょうは守り5イニングということだったけど、ああいうことがあったのでね」
 ――1軍が得点力不足に苦しむ中、一刻も早く復帰が望まれる。
 「マルちゃんの状態も上げていかなきゃいかんかなと思いますけどね」
 ――豊田がホームラン。
 「豊田はね、ああやってスチール失敗したりしてるけど、どんどんトライしてもらって。ちょっと積極性が、走塁も欲しいんだけど、あの一発は、アゲインストのところで、掛布さんの打ったところやなと思ったよ。思い出したね、あの3連発の。掛布さんだけ、ちょっと(バックスクリーンから)外れてたんだよ。ベンチから、掛布さんが打ったような、打った方向だなと思って。バックスクリーン3連発って言うけど掛布さんだけちょっと外れていたから。そういうところで、でも、彼は昨日の終わってからのバッティングくらいから良くなってきてた。ちょっとずっと、連戦で、こんな経験ないのでへばってたけど。こうやって、彼の持ち味、センターから右方向にも大きいのが打てるし。きょう3本か。チャンスメークもできるし、あとは走塁もこれからどんどんトライさせるということで。きょうはいい活躍やった」
 ――佐藤蓮が好投。
 「まだまだ、こんなもんじゃないよ。この前筑後じゃ全然や。今日1日まあまあいいピッチングしたって。あのカーブとかのコンビネーション、きょうはケンヤが上手くリードしてた。この辺はまだまだ、次の登板。やっぱりこの1週間の間にちゃんとブルペンでやってたと思うけど。もっともっと良くなる。もっともっと良くなる。その辺が次の登板で楽しみにしてる。今後もっと良くなると思うよ、佐藤はね」
 ――及川が2度目の実戦。
 「いや、この前もそうだけど球に力があるもん。今日3三振また?この前も3三振。明日連投させる予定。この辺でクリアして、故障者からは解除という形になると思う。球に力があるわ、適度に荒れるしね」
 (ちょうど及川が通る)
 「お、及川来たやん。『全然や』言うてた。あんなとこで山下にヒット打たれるようじゃダメです言うて。この前も球に力あったし。徐々に良くなってますよ。まあ見ててよ明日。もっと良くなるよ」
 ――甲子園の観衆の前で江越が決めた。
 「やっぱりファンの方がこうやって、ましてや甲子園でできるってことは今日江越が試合前の円陣で言うてた。こうやってファームとはいえお客さん見に来てくれるんで、そういう所はしっかり江越が最後アピールやん。途中からいってレフト線(への安打)、あのスチールといい。だから江越みたいないい走塁の先生がいるんだから、豊田は勉強せなアカンつってんだよ。江越なんか初球から行く気満々だよ。そういうとこや」

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2022年5月7日のニュース