阪神・矢野監督「青柳が“すみません”と帰ってきたけど、謝ることは何もない」 打線の奮起望む

[ 2022年5月7日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0-1中日 ( 2022年5月6日    バンテリンD )

<中・神>ベンチでうつろな表情の矢野監督(左)(撮影・椎名 航)
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 阪神・矢野監督は力投の青柳をねぎらい、敗戦の責任を背負った。「いや、もう、負けさせたベンチ、打線の責任やと思っています」。8日前の4月28日の対戦では8安打で3点を奪って黒星を付けた大野雄に10回2死まで一人の走者も出せない。代打や代走を送る場面もなく、無抵抗でアウトを積み重ねた。

 「特に左打者の外はいい球、いいコースに来ているのかな…というのは横から見ていても思っていたけど。もちろん甘い球もあったけど、それを打ち損じているのもある」

 10回に佐藤輝が二塁打。2死二塁で続く大山が二飛に倒れ、唯一の好機も霧散した。60年8月11日の大洋戦で島田源太郎に許して以来、球団史上2度目の完全試合の屈辱を免れるのが精いっぱい。「(大山)悠輔がずっと(19打席連続無安打)出ていないので、なかなか点が入らない。もちろん打線全体としての課題というか…。青柳が打たれた後“すみません”とベンチに帰ってきたけど、謝ることは何もない。逆にその気持ちを打者陣がどれだけくんでやっていけるか」。打線の奮起を心から望んだ。(山添 晴治)

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2022年5月7日のニュース