阪神・中野 劇勝アシスト!3、5回は安打で好機広げ9回は犠打「クリーンアップに良い形でつなげた」

[ 2022年5月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-2ヤクルト ( 2022年5月5日    甲子園 )

<神・ヤ>5回1死一塁、中野は内野安打を放つ(撮影・北條貴史)
Photo By スポニチ

 阪神・中野が2番打者として存在感を示し、劇的勝利をアシストした。

 「自分の役割というのは後ろにつなぐことなので、そういった面ではクリーンアップに良い形でつなぐことができたのでよかった」

 得点機で近本に続いた。まずは3回だ。1死一塁から中前打を放って一、二塁に好機を広げ、佐藤輝の適時打を呼んだ。5回も1死一塁から高梨のフォークを一塁内野安打として一、二塁とし、ロハスの押し出し四球につなげた。そして9回は小技で貢献した。左前打で出塁した先頭・近本を、送りバントで着実に得点圏へ進めた。これが佐藤輝、糸井への申告敬遠の布石となり、サヨナラ四球へとつながった。

 この日の2安打で、5試合連続安打。「状態としても良いとは思います」とうなずく半面、「あとは状況に応じたチームバッティングというのをもっとやっていかないといけない」と満足はしない。2年目にして初めて超満員の甲子園で勝利。「今日の1勝でなんとかファンの皆さんに喜んでいただいて、これから連勝できるように頑張っていきたい」。常に高みを見据える背番号51の欲が、尽きる事はない。

続きを表示

この記事のフォト

2022年5月6日のニュース