阪神・近本「淡路島に寄って帰ってほしいけど」 ヒーローインタビューの子供に故郷“アピール”

[ 2022年5月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-2ヤクルト ( 2022年5月5日    甲子園 )

<神・ヤ>ヒーローインタビューで質問をしたちびっ子たちに微笑みかける近本(左)と山本(撮影・北條貴史)
Photo By スポニチ

 「ゴールデンウィーク こどもまつり」企画の一環として、ファンクラブKIDS会員の石原朝稀さん(10)と仲田源輝くん(10)がヒーローインタビューを担当した。

 石原さん どうしたら山本選手みたいになれますか?

 山本 何事にも一生懸命取り組むことが、今につながっていると思います。

 石原さん 勝つために他の選手より努力していることはありますか?

 山本 打つだけではなく、バント、四球でチームに貢献しようという気持ちでいつも臨んでいます。

 仲田君 近本選手、ファンに何て呼ばれたいですか?

 近本 チームの仲間からはチカと呼ばれているので、みんなもチカと呼んでくれたらうれしいです。

 仲田君 きょう関東に帰るのですが、食べて帰った方がいい、おすすめのメニューはありますか?

 近本 きょう帰るんですよね?本当だったら(故郷の)淡路島に寄って帰ってほしいけど(笑い)。たこ焼き、おいしいですね!たこ焼き食べて帰ってください。

【子供たちも喜びの声「叫びたい気分に」】
 5月5日の甲子園球場で、3年ぶりに子どもたちの笑顔がはじけた。劇的サヨナラ勝利を球場で堪能した少年少女の虎党たちは余韻に浸りつつ、満足げに帰途へと就いた。

 大阪府茨木市在住の服部太一君(12)は「楽しかった。サヨナラ勝ちの時は叫びたい気分になりました」と興奮冷めやらない表情で喜びを語った。東京都昭島市から家族で初めて観戦に訪れたという大森すみれさん(11)も「最初はヤクルトに点を取られてやばいと思ったけど、最後は最高の結果になった。近本選手の猛打賞はカッコよかった。甲子園も広かった」と初の聖地の広さに目を見張り、近本の勇姿に目を輝かせた。栃木県宇都宮市在住の出原蒼大君(10)は「佐藤輝選手のホームランを見たかったけど、ヒットを打ったのでうれしかった」と猛虎の若き大砲の迫力にうっとり。背番号8のユニホームを着用し、応援にも熱が入ったという。

 渋い働きも印象に残った。兵庫県神戸市在住の清水楓子さん(11)は「山本選手が押し出し四球を選んでくれて勝てたのでよかった。楽しめました」と勝利の瞬間、歓喜のウオーターシャワーの中心にいた伏兵の働きをたたえた。大阪府河内長野市在住の垣内こはるさん(8)は「次に来た時は梅野選手にいっぱい打ってもらいたい」と扇の要にエールも送った。

 猛虎戦士の活躍を目に焼き付け、思い出を胸に刻みつけた一日。最高の「こどもの日」となった。

続きを表示

2022年5月6日のニュース