DeNA入江1勝&牧4打点で夢のお立ち台 大卒2年目ドラ1&2コンビ 寮の湯船の“裸の誓い”実現

[ 2022年5月6日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA10―2中日 ( 2022年5月5日    横浜 )

<D・中>プロ初勝利の入江(左)は同期の牧とともにポーズを決める(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 いつかこんな日が来ると信じていた。ハマの地元大観衆が見守るお立ち台。DeNAの入江と牧が「裸の誓い」を実現させた。

 「最高です。有頂天で何も考えられない」。つかんだプロ初勝利にこみ上げるものを抑えるように入江が話すと、隣で牧も続けた。「入団してから(寮の)風呂で“一緒にお立ち台に立てたらいいな”と言っていた。それがようやくかないうれしい」。20年ドラフトの同期。同じ大卒で1位が入江、2位が牧だった。その2人が対照的な1年を経て、誓いの場所で輝いた。

 牧は初回1死一、二塁から右越えの先制7号3ラン。前日の最終打席の6号3ランに続く2打席連発に「入ってくれて良かった」。5回にも適時二塁打して4打点。同期右腕が投げる舞台を整えた。

 そして入江は6点リードを背に7回から登板。威力十分の直球で2イニングを1安打無失点、4三振に抑えた。降板後アンダーシャツを着替える途中、勝利投手の権利があると知って慌ててベンチへ戻った。昨季は開幕ローテーション入りしながら4連敗し、8月に右肘を手術。牧が主軸として躍動する姿を見て「うれしいけど、悔しさもある」。だからこそ2人の誓いの実現に喜びはひとしおだった。

 牧に促され、入江は自身の地元・栃木出身のお笑いコンビ、U字工事のギャグで締めた。「初勝利、遅くなってしまったけど。ごめんね、ごめんね~」。持ちギャグのレパートリーは2000個と豪語。これから見る機会は増えそうだ。(秋村 誠人)

続きを表示

この記事のフォト

2022年5月6日のニュース