巨人 今季最多13失点大敗でGW1週間1勝6敗…振り向けば0・5差 中山プロ初安打、増田陸が初出場

[ 2022年5月6日 21:11 ]

セ・リーグ   巨人2―13ヤクルト ( 2022年5月6日    東京D )

<巨。ヤ>ベンチの原監督 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人は先月21日以来の先発でプロ2勝目を目指しマウンドに上がった堀田が2回2/3を投げ5失点で早々と降板。その後も4番手の菊地がプロ初失点するなど中継ぎ陣も失点を重ね、好調のヤクルトに18安打を今季最多となる13失点で連敗。2位ヤクルトとのカード初戦を落とし、振り向けば0・5差となった。

 ウォーカーに先制6号ソロのプレゼントをもらって久々のマウンドに上がった堀田は初回、2回とピンチを切り抜け無失点の立ち上がり。しかし続く3回にもピンチを迎える。先頭の塩見に中前打、太田に右前打、山田は四球で無死満塁に。初回に続きピンチで迎えた4番・村上。制球に苦しみボールが先行し、3ボール2ストライクからの6球目のストレートをバックスクリーンに運ばれた。その後、オスナ、浜田を打ち取ったが、2死から長岡に四球を与えたところで降板となった。2回2/3で65球を投げ6安打2四球5失点と先月21日以来となったマウンドで結果を出すことはできなかった。

 打線は3回。「8番・二塁」で2戦連続の先発出場を果たした2年目20歳の中山が第1打席でプロ初安打となる左前打を放った。堀田が村上に満塁本塁打を浴び嫌なムードが漂う中、その裏の先頭の打席に立った中山は、相手先発・原の4球目144キロストレートを左前にうまく運びプロ初安打をマーク。その後、プロ初盗塁を決め好機を自らつくった中山は2死から丸が放った中前打で生還。プロ初得点もマークした。

 しかし打線はその後つながらずゼロを重ねた。中山に続く収穫は前日にプロ4年目で初めて1軍登録された増田陸は5点を追う6回1死、3番手投手の大江の代打としてプロ初出場初打席。相手投手は先発の原樹理。2ボールからの3球目、124キロの真ん中ストレートをプロ初スイングし空振り。4球目の126キロスライダーを打ち上げ記念すべき初打席は一邪飛に倒れた。

 投手陣も堀田からバトンを受けた平内は1回1/3を無失点に抑えたが、3番手・大江が2イニングで2失点(自責1)、4番手の菊地がプロ初失点。ここまで中継ぎ陣を支えてきた一人の鍬原も3失点するなどヤクルト打線に18安打を浴び今季最多となる13失点の大敗を喫した。巨人は今季3度目の2桁失点で、この試合を含めて直近6試合で3度目の2桁失点。今季最多失点は3日の広島戦の12失点だった。2位ヤクルトとの直接対決初戦を落とし、ゲーム差は0・5差まで縮まった。

 ▼中山 今まで携わっていただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。今日の1本でやっとスタートラインに立てた気持ちですが、満足することなくこれからも必死になって頑張っていきたいです。

 ▼堀田 先発としてゲームがつくれず悔しいですし、チームに申し訳ない気持ちです。

 ▼ウォーカー バッティングカウントだったのでストライクが来ると信じて、思い切って打ちにいきました。最高の結果になってうれしいよ。

 ▼丸 逆転するための1点と思っていたので打てて良かったです。

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