猛虎「勝利の方程式」アルカンタラだ!湯浅だ!岩崎だ! 貫禄の無失点リレーでサヨナラ呼び込んだ

[ 2022年5月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-2ヤクルト ( 2022年5月5日    甲子園 )

<神・ヤ>サヨナラ勝ちを喜ぶ(左から)岩崎、アルカンタラ、湯浅、渡辺(撮影・北條貴史)
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 3戦目に今カード初登場した阪神の「勝利の方程式」トリオが、貫禄を示した。2―2の7回から本来は勝ちパターンのアルカンタラ、湯浅、岩崎が無失点リレー。矢野監督の勝利への執念に応え、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 「勝つことができて良かったです」

 お決まりのひと言は守護神・岩崎だ。9回に4月28日中日戦以来6試合ぶりに登板。1死から中村に中前打されるも、長岡、浜田を簡単に打ち取り、今季初勝利もその手に転がり込んだ。これで10戦連続無失点で防御率0・87。抜群の安定感は今季も健在だ。

 セットアッパー・コンビも頼もしい。7回に定着したアルカンタラも1安打を許したのみで8戦連続無失点。8回の湯浅は2番・青木から始まる上位打線を無安打に抑えて7戦連続無失点とし、「チームに良い流れを持って来られるような投球をしようとマウンドに上がりました。(島田)海吏さんにも助けられましたし、ゼロで抑えることができて良かったです」と振り返った。

 この日、登板した浜地、渡辺らも含め、今カード3連戦は中継ぎ陣全員が無失点。矢野監督も「いやもう本当に頼もしく(思って)ね。浜地、湯浅、ナベ(渡辺)も、みんな本当に向かっていく気持ちを強く持ってくれているんで。自信を持って送り出しています」とねぎらった。開幕当初は不安だったブルペン陣だが、スアレスの穴を岩崎がしっかりと埋め、若手たちにも落ち着きが出始めた。大逆襲を期すチームの、ストロングポイントになってくれそうだ。(山添 晴治)

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2022年5月6日のニュース