【大谷翔平と一問一答】初のフェンウェイ・パークで歴史的快投「一番はストライク率。球自体も良かった」

[ 2022年5月6日 06:57 ]

ア・リーグ   エンゼルス8―0レッドソックス ( 2022年5月5日    ボストン )

7回、2死二塁でレッドソックスのストーリーを三振に仕留め、雄叫びを上げるエンゼルス・大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が5日(日本時間6日)、敵地ボストンでのレッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で出場し、7回無失点、11奪三振の好投で3勝目(2敗)を挙げた。打者では4打数2安打1打点、1得点だった。チームは8―0で完勝した。大谷がフェンウェイ・パークのマウンドに上がるのは5年目で初めてだった。以下、試合後の一問一答。

 ――前日は延長戦で試合が遅くなり、この日はデーゲームの厳しい条件だった。
 「体的には正直しんどかったですけど、でも、ある程度早めに帰って、早めに寝て、いい準備ができたかなと思います」

 ――初のフェンウェイ・パークでの登板は。
 「好きな球場なので、楽しみにしていましたし、良い印象が持てたので、そこもプラスかなと思います」

 ――今季一番の投球か。
 「前回よりは良かったかなと思います」

 ――特に走者が出てから声を出すなど、気合が入っていた。
 「良い打線なので、基本的には1人1人、(走者を)出さないように投げていましたけど、それでも打たれる球もあったので、(両軍の得点が)ゼロで来ていましたし、特に最初の方は点をやらないように、スコアリングポジションにいったら三振を狙うようにしていました」

 ――かつてベーブ・ルースが踏みしめたマウンドだった。
 「初めてだったので、楽しみにはしていましたし、このシリーズの最後のゲームなので勝って帰れるようになんとかいい試合ができて良かったです」

 ――初めて投げる球場の印象は。
 「観客も近いですし、もちろんお客さんもたくさん入っているし、熱(気)もあるし、素晴らしい球場だなと思いました」

 ――ストライク率、奪った空振り数はキャリアハイだった。
 「1人1人、どんどんゾーンの中で攻めていこうと思っていたので。中継ぎもけっこう使っていたので、なんとか良いイニングを多く、長く投げられるように、結果的にそうなったので良かったです」

 ――何が一番良かったか。
 「一番はストライク率かなとい思いますし。投げているところ(コース)自体も悪くなかった。球自体も良かった。こういう日はある程度長いイニングを投げないといけないので。特に競っている試合ではそういう傾向が強いですし、長く投げられて良かったなと思います」

 ――ベーブ・ルースが二刀流としてプレーする自分に力を与えてくれたと感じるか。
 「それはあんまりないかなと思いますけど(笑い)。一つ一つやることやって、その結果、良い悪いはありますけど、1試合1試合納得できるような形で臨むのがまずは大事かなと思います」

 ――股関節の張りは投球にどういう影響があったか。
 「投げる時はないですね。マウンドでも感じなかったですし、走塁の時は若干、緩んだりしますけど。まだシーズンの最初のほうなので、あんまり大きいケガにつながらならいようにまずは気を付けたいなと思っています」

 ――長い試合で睡眠時間を大事にしているが、よく寝られたか。
「寝られましたね。ただ、それなりに長いゲームで遅かったので時差もあるのでそこら辺は体的には重いかなと思います」

 ――何時間くらい寝られたか。
 「ぎりぎりまでバス(の出発)が遅かったので、(午前)10時くらいまでは寝てました」

 ――走者がいないとテンポ良く、走者が出たらじっくり時間を掛けていた。
 「特には(意識は)ないですね。それよりもトータルの球数がある程度決まっているのでその中で丁寧に長いイニングを投げたいなときょうは特に思っていました」

 ――直球の球速が平均97・2マイル(約156・3キロ)。投球のメカニックがよくなって数字が出ているのか。
「 そうですね、球速もコマンド(制球)もある程度動きに比例してくるかなと思っているので。スピードだけが全てではないですし、向こうの先発のヒル投手もそうですけどああやって抑えていくのも一つの形なので。その日の体調だったり投げてるボールによって投げるコースだったり球種を選んでいく、そういう対応ができるのが良い投手かなと思います」

 ――この日のゲームプランは。
 「基本的にゲームプランは今日は1人1人(抑えるという)基本的なことですけど。まずはピンチをつくらない、つくったら点をやらないように。シンプルなところなので。中継ぎが十分に投げられる状態で全員整っている状態なら初回から全力でそれこそ全員三振とるくらいの気持ちでいけばいですけど。ある程度長い回を投げたいなと思っていたのでたまたま良い方に転んだかなと思います」

 ――追い込んでからすぐ勝負にいった。
 「きょうは無駄に投げないようにしましたけど。その結果、2ストライク後のヒットも多かったので。きょうはそこは勉強かなと思います」

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