広島OB・金本氏 20年ぶり背番10に袖通し「懐かしい」 現役時代ばりのフルスイングは健在

[ 2022年3月22日 05:30 ]

<カープレジェンドゲーム2022>3回無死一塁、金本知憲は遊ゴロ併殺打に倒れる(撮影・後藤 大輝)
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 広島のOB戦「カープ レジェンド ゲーム」がマツダスタジアムで行われ、金本知憲氏(スポニチ本紙評論家)が阪神に移籍した2002年以来、20年ぶりに古巣のユニホームに袖を通した。広島時代の背番号10で故郷にがい旋。「二度と着ることはないと思っていた。懐かしいです。本当に新人の時のようなワクワク感を思い出しますね」と感慨に浸った。

 OB戦前には本塁打競争にも参加。「新井(貴浩氏=本紙評論家)に勝ちます!」とマイクを使って宣戦布告するも柵越えは果たせず「力んだ。力がない…」と悔しがった。現役時代を彷彿(ほうふつ)させるフルスイングは健在。OB戦では、ひと際大きな拍手を受けて「生まれ故郷ですし、声援をもらえたことに凄く感謝しています」と喜んだ。

 1学年先輩の佐々岡監督とは現役時代に11年間同僚としてプレーし、いまも親交が続く間柄。「かわいがってもらった先輩ですし応援しています」と古巣にエールを送り、忘れられない一日を終えた。(河合 洋介)

 ○…広島のOB戦に参加した新井貴浩氏は「半分、ファンとして参加していました。小さい頃に見ていた先輩方のユニホーム姿がうれしかったです」とコイ党だった少年時代を思い返した。黒田博樹氏との真剣勝負は、外角フォークを捉えた強烈な中直となり「気持ちよかったです」と満足げ。また兄貴分の金本知憲氏ともプレーし「(ユニホームが)似合ってましたね」とグラウンドでの再会を喜んだ。

 <主な出場者>大野豊、野村謙二郎、金本知憲、新井貴浩、阿南準郎、外木場義郎、山本浩二、江夏豊、高橋慶彦、緒方孝市、江藤智、前田智徳、黒田博樹(順不同、敬称略)

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