星稜 天理との延長大熱戦を制す! 今春勇退の林監督に勝利をプレゼント

[ 2022年3月22日 17:51 ]

第94回選抜高校野球大会第4日第2試合 1回戦   星稜5-4天理 ( 2022年3月22日    甲子園 )

<天理・星稜>4回1死三塁、津沢の左犠飛で先制の生還を果たす星稜・角谷。捕手山村(撮影・北條 貴史)
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 第94回選抜高校野球大会第4日は22日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第2試合では2年ぶり15回目出場の星稜(石川)が延長戦の末、3年連続26回目出場の天理(奈良)を5-4で下した。

 主導権を握ったのは星稜だった。4回1死三塁、7番・津澤の左犠飛で先制。さらに8回1死二塁で3番・齊賀がレフトオーバーの適時二塁打。リードを2点に広げた。ところが直後に先発マーガードが崩れて追い付かれ、試合はそのまま延長戦に突入する。

 10回に2番・垣淵の中犠飛で勝ち越したものの、直後に追い付かれて再び同点。伝統校の粘りに何度も苦しめられたが、11回についに勝負を決めた。2死一、三塁の好機、飛び出したランナーを挟殺しようとした相手の送球が大きく逸れる間に2人が還って勝ち越し。その裏の相手の反撃を1点でしのぎ、大接戦に終止符を打った。

 林監督は3月限りでの退任が決まっているため、選抜が指揮を執る最後の大会。感謝の思いを胸に挑んだ初戦、選手は粘りの野球で勝利をプレゼントした。

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