天理 粘りに粘るもあと一歩及ばず… 星稜に競り負けて初戦敗退

[ 2022年3月22日 17:59 ]

第94回選抜高校野球大会第4日第2試合 1回戦   天理4-5星稜 ( 2022年3月22日    甲子園 )

<天理・星稜>8回1死二塁、星稜・斎賀は左越えに適時二塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 第94回選抜高校野球大会第4日は22日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第2試合では3年連続26回目出場の天理(奈良)は延長戦の末、2年ぶり15回目出場の星稜(石川)に4-5で敗れた。

 伝統校らしい粘りを発揮した。星稜の大型右腕・マーガードに7回まで僅か2安打と苦しんでいた打線が、2点を追う8回に意地を見せる。四球と相手のエラーでつくった無死二、三塁の好機に9番・重舛が右中間への同点ツーベース。マーガードをマウンドから引きずり下ろすことに成功する。

 そのまま試合は延長戦へ。10回に1点を勝ち越されたが、直後に再び同点へと持ち込む。11回には2点を勝ち越されたが、選手は誰一人としてあきらめていなかった。1点を還し、なお2死一、三塁の好機。最後は代打・大川が投飛に倒れて及ばなかったものの、星稜をとことんまで苦しめた。

 創立122年の名門校。惜しくも初戦敗退となったが、この悔しさは夏にぶつけてみせる。

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