日本ハム・新庄式“仁義なき戦い”「2年でプロ野球を変える!」開幕直前に堂々TGCランウエー

[ 2022年3月22日 05:30 ]

東京ガールズコレクション2022でランウエーを歩く日本ハム・新庄監督(撮影・白鳥 佳樹)
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 どこまでも、我が道を行く。日本ハムの新庄剛志監督(50)が21日、東京・国立代々木競技場第1体育館で開かれたファッションイベント「第34回マイナビ東京ガールズコレクション(TGC)2022 SPRING/SUMMER」にゲスト出演した。出演は4回目だが、開幕目前のプロ野球監督の行動としては超異色。ランウエーを歩いてテンションMAXの指揮官は、球史を変えるミッションに「2年」の有期で臨むと宣言した。

 スモークがたかれたステージで、少しずつその姿を現した。札幌で練習するチームを信頼するコーチ陣に任せ、ビッグボスがTGCの舞台に降臨。「開幕4日前と聞いて“やるやる”って。できたら開幕前日とかが良かった。何しとんねん!ってアンチが増えるでしょう。そういうの、大好き。アハハハッ」と豪快に笑った。

 出演はシークレット。大ファンで、先月にテレビ番組で共演もしたギタリスト・布袋寅泰の「新・仁義なき戦いのテーマ」に乗ってランウエーを歩くと、若い女性が大半を占める観客が持つペンライトが大きく揺れた。ロングコートからパンツまで黒地にファイターズブルーの柄。“BIGBOSS”の文字を「布袋さんのギターの柄っぽく入れてもらった」のだという。

 前回20年秋の出演では、その後に待つ12球団合同トライアウトへの決意を表す割れた腹筋を誇示。だが、コロナ下のため会場は無観客だった。観客が戻り、それも望外だった監督になって衆目を集めた。「4回目だけど、一番、鳥肌が立った。開幕を控えて、さあ、やったろう!という気持ちになりました。めちゃくちゃ気持ち良かった!監督でここを歩く人って出てこないと思うから、快感なんです」と話した。

 守られてきた球界の「慣習」を「仁義」という言葉に置き換えれば、新庄監督が進もうとする道はまさに「仁義なき戦い」だ。開幕4日前のランウエーをとっても「こういうことしないと俺はテンションが上がらないの」という新庄式。そして「俺より年下の監督がこういうことを勇気出してやってもらえば、野球ファンはもっともっと増える。12球団の監督全員がこういうイベントに出る時代が来てもいい」と行動に込めた願いもある。

 壇上のインタビューで「開幕からガンガン、ぐっちゃぐちゃにします。2年間でプロ野球の歴史を変えます!」と宣言した。自らの希望で1年契約を結んでいる中、控室に下がっての取材対応で「2年」の意図を問われると「短期集中型でやりたい。(来年は)世界一の新球場もできますから」と説明した。短くても太い、ビッグボスの戦いが間近に迫る。(和田 裕司)

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2022年3月22日のニュース