高知エース・山下　無失点ピッチング＆殊勲打　力にした阪神・森木からの激励電話

第94回選抜高校野球大会1回戦   高知4ー2東洋大姫路 （ 2022年3月21日    甲子園 ）

＜東洋大姫路・高知＞5回無失点と好投した高知・山下（左）＝撮影・平嶋　理子
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　高知の「1番・投手」山下圭太がマウンドと打席で躍動した。投げては5回2安打無失点。打ってもチームを13年春以来となる勝利に導く殊勲打を放った。

　「昨晩、（阪神の森木さんから）電話があって頑張れよというエールをいただいた」

　憧れの存在である先輩からの激励に応えた。5回の1死一、三塁で迎えた先制の好機で、初球の内角直球を強振。「（内角球を）待っていた」。してやったりの一打は三塁線を破る適時打。投げても「自己採点は60点」としながらもスコアボードには「0」を並べた。先発としての役割を果たし、阪神の森木も高校時代は立てなかった晴れ舞台で暴れた。

　13年の選抜はベスト4進出。浜口佳久監督は「その記録に並びたい。一戦一戦、壁を乗り越えていくチームなので次戦も頑張りたい」と気持ちを高めた。

　▼阪神ドラフト1位・森木大智投手　まずは1勝という事を掲げて日々練習してきた成果が出たんじゃないかなと思います。本当にうれしいです。浜口先生も甲子園初勝利ということで、自分の事のようにうれしいです。明日からまた「1勝」をとれるように頑張ってもらいたいです。