有田工・山口洸「相手を揺さぶろうと思って」打席途中で左→右打ちの奇策

[ 2022年3月22日 15:26 ]

第94回選抜高校野球大会第4日第1試合 1回戦   国学院久我山4-2有田工 ( 2022年3月22日    甲子園 )

<国学院久我山・有田工>2回2死、初めは左打席の山口洸(投手・成田)(撮影・成瀬 徹)
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 有田工は8番の山口洸生内野手(3年)が打席の途中で左打ちから右打ちに変更する珍しいシーンがあった。

 1点を追う2回2死。まずは左打席に立った。2ボール、2ストライクになると右打席へ。ファウルで粘ったが7球目で空振り三振を喫した。「自分はスイッチヒッターなので、相手を揺さぶろうと思って変えました」と話した。梅崎信司監督から「2ストライクに追い込まれれば右打席に立ちなさい」と指示されていたという。その後の3打席はすべて右打席に立った。

 山口はもともと右打者だが、昨秋から監督に勧められ両打ちに挑戦中。「左もしっかり練習して夏に挑みたいと思っています」と語った。

 有田工は9番の相川翔大内野手(2年)も両打ち。1、2打席目は左打席に立ったが、3打席目は右打席に立った。

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