聖光学院 エース佐山が93球、7安打2自責点で完投勝利「きょうは思い通りの投球ができました」 

[ 2022年3月20日 18:53 ]

第94回選抜高校野球大会第2日第3試合 1回戦   聖光学院9-3二松学舎大付 ( 2022年3月20日    甲子園 )

<二松学舎大付・聖光学院> 9回(二)2死、聖光学院・佐山は最後の打者を三振に仕留める(撮影・大森 寛明)
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 第94回選抜高校野球大会第2日は20日、阪神甲子園球場で1回戦が行われた。第3試合では聖光学院(福島)が二松学舎大付(東京)を9―3で下した。

 打線は初回先頭四球と死球からチャンスを作ると、4番・山浅、5番・安田の連続適時打と押し出し四球で3点をリード。5回にも先頭安打から敵失や四球で1死満塁に9番・佐山、1番・赤堀が2点適時長短打。3番・三好、4番・山浅にも連続適時長短打が出てこの回一気に6点を奪った。

 投げては昨秋公式戦で防御率1・00のエース右腕・佐山が制球重視の安定した投球を見せた。4回に捕逸で1失点、6回、7回に2死から連続長短打を浴び1点ずつを失ったが、その後をしのいで93球、7安打2自責点で完投した。

 同校のある福島・伊達市内は16日に地震で震度6を観測。地元に明るい話題を届けた。

 佐山は「1試合終わったことにほっとしました。楽しめて投げられました」と笑顔を見せた。二松学舎大付については「相手投手も好投手と聞いていましたが、相手どうこうではなく、自分のピッチングをするだけだと思いました。きょうは思い通りの投球ができました」。自身の父も甲子園に出ているとし、「1勝できたと報告したい」と声を弾ませた。

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2022年3月20日のニュース