江川卓氏、石橋貴明の「プロで最初に衝撃を受けた打者は?」に即答 「三振が取れない」

[ 2022年3月20日 17:02 ]

江川卓氏
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 元巨人で野球評論家の江川卓氏(66)が20日放送のTBSラジオ「日本生命presents石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。プロに入ってから最初に衝撃を受けた打者について語る場面があった。

 作新学院時代に「怪物」と表された江川氏は「高校の時はエラーというのが起きるので、できるだけ当たらないように投げるという感覚。全力で投げないと、前に飛んじゃうとエラーというのが起きるので。できるだけ(前に飛ばさせない)」と語った。

 法大時代は「大学野球というのは勝ち点制で、2試合勝たないと勝ちにならないんです。だから1試合目を全力で投げちゃうと、2試合目は必ずリリーフする、勝ってたら。だから1試合目は全力で放れないんですよ。(力を)残しておかないといけない。ランナーが出るまでは全力で投げないんです。セカンドに行ったら全力で投げる。そういう習慣にしていたんです」とし「その感覚でプロ行ったらとんでもなかった。三振取れないんです」と振り返った。

 石橋から「プロに入って最初に一番衝撃を受けたバッターは誰だったんですか」と聞かれると「(三振が)取りずらかったのは山本浩二さんですね。当てるんですよ」と広島の4番で「ミスター赤ヘル」と称された法大の先輩を挙げた。「本当にね、これだって思ったヤツが普通、空振りするんですけど、それをファウルするんです。これがまいちゃって。三振取れるものを取れないってすごい苦しいんですよ。やりようがないですから。フォークボールを持っているわけではないし」と語った。

 実際に江川氏は山本浩二氏とシーズン通算で143打席対戦したが、奪った三振は14個。被打率・346で14本塁打された。

 また、山本浩二氏以外にも嫌な打者がいたそうで「一番嫌いなのは山下大輔さん。どこ投げても(タイミングが)合うんですよ」と明かしていた。

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