不振の日本ハム・清宮に新庄監督と稲葉GMが個別指導「ニュー清宮でいこうか。打席で自分と戦っている」

[ 2022年3月20日 12:14 ]

<日・D>試合前練習の清宮(右)に打撃のアドバイスをする新庄監督(撮影・西川祐介)
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 日本ハムの新庄剛志監督(50)と、稲葉篤紀GM(49)が、オープン戦12試合に出場して打率・167と悩める清宮幸太郎内野手(22)に直接指導した。

 20日のDeNAとのオープン戦(札幌ドーム)の全体練習前に新庄監督が清宮を呼び寄せ、稲葉GMも交えて個別指導を開始。右打ちの新庄監督が左打ちに構えて体重移動の仕方、バットの出し方などを実演し、稲葉GMは自らティー打撃を見せるなど約30分間、熱い指導が行われた。

 新庄監督は清宮に個別指導を行ったことについて「ニュー清宮でいこうか、って。迷いがある。打席で自分と戦っている。ピッチャーと戦うスポーツだからね」と清宮の迷いを取りのぞくためだったと説明。「構えから。自分が変えるのって怖いんだけど、監督からこう言われたんだからこうした。結果が出たら乗ってくるだろうし」と現状打破を期待した。

 技術的な部分については「どうしても、(体とバットが)同時についていくから割れがない。これ(前に突っ込む)じゃあ力が入らないよって。(手だけで)細工するとどうしても、こういう(手首でこねるような)スイングが増えてくる」と説明。バットについても「清宮君に関しては、バットの形が手で打つためのような形をしている。重みを使うバットではないから、俺が作ってみようかな。結構、選手のバットを見てんのよ」とバットの形の変更までアドバイスしたことを明かした。

 19日のDeNA戦は「2番・一塁」で先発出場も2打数無安打。2打席連続の空振り三振に倒れるなど、オープン戦は直近6試合で8打数無安打、5三振と不振を極めていた。新庄監督も「ちょっとね、打席で迷いがあって。あの迷っているスイングをベンチが見ると、やっぱりずるずるって、何か吸い込まれるというか」と心配していた。

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