カブス・鈴木誠也「マイク・トラウト。アイ・ラブ・ユー」、背番「27」の理由を“告白”し爆笑誘う

[ 2022年3月20日 02:30 ]

フリー打撃をする鈴木(撮影・光山 貴大)
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 カブスの正式発表後、鈴木誠也はすぐさまキャンプ地で入団会見に臨んだ。

 「My name is Seiya Suzuki、nice to meet you。英語はこれくらいしか分からないのでしっかり勉強したい」。あいさつから沸かせ、背番号27の理由には「マイク・トラウト。アイ・ラブ・ユー」と答えて爆笑を誘った。

 本人を前に告白するかのような表情と言葉。トラウト(エンゼルス)と同じ番号が欲しかった…という真意を伝えた。20歳だった15年に黒田がヤンキースから広島へ復帰。「こういう選手を見てみろ」と紹介され、動画で衝撃を受けたのが3学年上のトラウトだった。

 最終的にパドレス、ジャイアンツ、ドジャース、レイズとの5球団が競合。決め手はカブスが提示した最高の条件と誠意だ。最後の直接交渉は14日夜。ロス市内の日本食レストランでトム・リケッツ・オーナー、ジェド・ホイヤー編成本部長、デービッド・ロス監督と対面した。「家で涙するくらい本当に素晴らしかった」。5年総額8500万ドル(約101億1500万円)の巨額契約に加え、トレード拒否権も付いた。15日には本拠地リグリー・フィールドも見学した。

 会見後は全体練習に参加して26スイングで9本の柵越え。130メートル超の特大弾もあった。「不安もあるが、スゴく興奮しているし、楽しみの方が強いかもしれない」。表情はずっと輝いていた。

 《背番号譲渡お礼、マチャドに食事招待約束》背番号27を譲った内野手マチャドが鈴木からレストランでの食事に招待されたことを明かした。対面のあいさつでは頭を下げられ、「番号を譲った礼を言われた。今度レストランに招待する、と言ってくれたよ」と笑顔だった。ベネズエラ出身の招待選手で、背番号36に変更された。

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2022年3月20日のニュース