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ロッテ・小島、プロ初完封「3年目でやっと」だよ!! 繊細で真面目なO型左腕、シャウト投法で攻めた

[ 2021年9月20日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ4―0日本ハム ( 2021年9月19日    札幌D )

<日・ロ>中村奨からウイニングボールを渡され笑顔の小島(撮影・長久保 豊)
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 ヒーローらしからぬ姿だった。3年目にしてプロ初完封を飾った試合後のロッテ・小島はリュックを背負い、両手いっぱいに汚れた洗濯物を抱えながらベンチ裏に現れた。他の選手は続々と宿舎へ戻るバスに乗り込んでいく。

 「かなり出遅れている」とつぶやいた。球団の左腕としては、14年7月16日のソフトバンク戦で完封した古谷拓哉以来の快挙。それなのに、どこか申し訳なさそうだ。

 自身の喜びを口にするのも後回しだった。「中継ぎの皆さんを休ませられたのが一番。3年目でやっとできたので素直にうれしいです」。とにかく真面目で周囲を気遣う。

 楽観的な性格が多いとされるO型だが、小島は「完璧を目指しすぎてしまうことが結構ある」と自己分析。そんな性格が大胆な投球を邪魔してきた。自然と配球は慎重になり、コースも厳しいところを狙うようになる。

 ただ、11日の楽天戦でプロ初完投勝利をマークすると、この日は5回2死まで無安打。唯一のピンチだった6回2死一、二塁で二遊間に抜けそうなゴロを遊撃手エチェバリアの好守に助けられてしのぐと、9回を4安打1四球で115球で投げきった。小島は変わった。「終盤は声を出さないと真っすぐがいかなかったので、全部声を出した」。野性味を感じる投球だった。

 ストライクゾーンでの勝負にこだわった。「ボールが続いたら、どちらにしろストライクを取りにいかなくてはいけない。最初からストライクを取りにいこう」。昨季7勝を超える自己最多でチームトップタイの8勝目につながった。

 帽子のつば裏には「強気に攻めろ!」と書き込んでいる。「弱気にならないようにルーティンのように見ている」。2位のオリックスも勝ち、優勝マジック点灯は最短で22日となったが、ペナントレースの佳境で、頼もしい左腕がついに覚醒した。(横市 勇)

 ≪ロッテ今季パ最遅113戦目で完投完封≫小島(ロ)がプロ初完封勝利をマークした。完投完封は今季ロッテでは初めて。チーム113試合目での初完封は17年に涌井が118試合目で記録したのに次ぐ2番目の遅さ。これで今季完投完封勝利がないのは阪神だけ。

 ▼ロッテ・レアード(4回の先制打に24号ソロなど3安打3打点)先制点が大事だから(内野の)間を抜けてくれて良かった。

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