阪神・佐藤輝 2軍戦でプロ初4安打 「いつでも上に呼ばれたら」1軍昇格へ猛アピール

[ 2021年9月20日 05:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神8ー2中日 ( 2021年9月19日    ナゴヤ )

<ウエスタン 中・神>初回、佐藤輝は中前適時打を放つ(撮影・阪井 日向)
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 阪神・佐藤輝明内野手(22)が19日、ウエスタン・リーグの中日戦に4番右翼で出場し、3打席連続適時打を放ち、再昇格へ猛アピールした。1軍を含めて4安打はプロ初。「いい場面で打てた。結果が出て良かったです」とうなずいた。

 何度も好機で打席が回り、結果を残し続けた。初回1死一、三塁では2球で追い込まれてからフルカウントまで持ち込み、バットを折りながら高橋宏の9球目147キロを中前へ。実戦では8月26日のDeNA戦での犠飛以来の打点が付いた。

 3回2死二塁でも1ボールから148キロを中堅左のフェンス手前まで飛ばす二塁打。同じドラフト1位の高卒右腕に格の違いを見せつけた。5回無死一、三塁では左腕・橋本の146キロを打ち返して一、二塁間を抜き、3打席連続適時打を決めた。

 35打席連続無安打の不振で10日に初めて2軍落ちし、5試合を消化。直近2試合では6安打を重ねた。再登録が可能になる20日に1軍は試合がなく、21日からの中日3連戦での合流可否は1軍首脳陣の判断待ちだ。「いつでも上に呼ばれたら、いける準備をしてるんで。しっかり自分のやることをやって、その(呼ばれた)場所でやっていきたい」と言葉に力を込め、帰阪の途に就いた。(阪井 日向)

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