阪神タイガースWomen副主将・田中亜里沙が見せる勝利への執念「勝つことしか見えてない」

[ 2021年9月20日 15:12 ]

田中亜里沙(阪神タイガースWomen提供)
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 「勝つことしか見えてない」―――。阪神タイガースWomenの田中亜里沙外野手(24)は、8月に行われた全日本選手権での雪辱を晴らすべく、10月9日から千葉県で開催される第16回全日本女子硬式クラブ野球選手権大会へ向け意気込みを口にした。

 「(全日本選手権で)悔しい思いをしたからこそ、監督、スタッフの方に今までいろいろサポートしてもらっているので、その方々に恩返ししたいという一心。絶対に勝ちたい」

 チーム創設後、初の全国の舞台だった第17回全日本女子硬式野球選手権大会。チームは準々決勝で企業チームのエイジェックに0―1で惜敗し、公式戦初の黒星を喫した。自身は3試合に「5番・右翼」でフル出場。計7打1安打3打点と実力を発揮できず、不完全燃焼に終わった。

 「全国大会(全日本選手権)前は、自分の想像以上に出来たので結構、満足していたし、これを継続していきたいと思っていた。だけど、一番大きい全国大会で今までみたいなプレーが出来なかったり、関東のいい投手を全然打ち崩せなかった」

 6月に行われた第12回関西女子硬式野球選手権ラッキートーナメント大会では創設1年目にして関西王者に輝いたが、全国の舞台で力不足を実感。そんな悔しさをバネにして、次の全国大会へ再出発を切ってから約3週間後の今月4日、新しく副主将に任命された。

 「スタッフの方に個人面談をしていただいて。キャプテンの三浦選手が1人でチームのことをやっていたので少しでも力になりたいし、自分でなくても副キャプテンが必要だと思うという話をした中で“やってみないか?”と言ってもらったのがきっかけ」

 改めて監督や主将の求める野球を理解し、チームメイトに伝達することで新たな景色も見えてきたという。また、副主将として新たな自覚が芽生えた矢先、さらに刺激になる出来事が起きた。

 母校の大体大女子硬式野球部が12日に全国大学女子硬式野球選手権大会で優勝。2009年の創部以来、13年目で初の全国制覇を果たした。「(母校が)優勝してうれしかったし、(横井)監督が胴上げされているのとかを見てうれしかった。その反面(大学4年時に)キャプテンもやってたから、“あのときに監督の笑顔見たかったな”っていう悔しい気持ち、半々って感じでした」。母校の快挙達成に刺激を受けたと同時に、自身が主将を務めていた18年当時に優勝できなかった悔しさも痛感した。

 女子アマチュアクラブチーム日本一を決めるクラブ選手権初戦では同じくNPB球団公認女子チームで昨年王者の西武ライオンズ・レディースと対峙する。初対戦に注目度は高まるが、「勝つことしか見えてない」と目の前の一戦に闘志を燃やした。(記者コラム・須田 麻祐子)

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