エンゼルス・大谷、本塁打王へ“逆”襲スパートマルチ!30戦127打席ぶり流し打ちで快音

[ 2021年9月20日 03:00 ]

ア・リーグ   エンゼルス1ー3アスレチックス ( 2021年9月18日    アナハイム )

エンゼルスの大谷(撮影・沢田 明徳)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が18日(日本時間19日)、アスレチックス戦で2試合ぶりのマルチ安打となる2安打を放った。本塁打は7試合連続で出なかったが、安打はともに持ち味の左方向と復調の兆し。19日(同20日午前5時7分開始)の同戦では投打同時出場予定。1918年のベーブ・ルース(レッドソックス)以来となる2桁勝利&2桁本塁打達成と本塁打キングへ、ラストスパートをかける。

 ぎりぎりまでボールを体の前まで引きつけ一気に振り抜いた。これぞ大谷の打撃だ。2点を追う9回先頭。左腕チェフィンの92マイル(約148キロ)直球を中堅左に運んだ。打球速度108・7マイル(約175キロ)。久々の会心の当たりだった。

 引っ張り気味の打撃修正が復調の鍵、としていたジョー・マドン監督は「美しかった。左中間への当たりが戻って良かった。逆方向へ打っていけばもっと良くなる」と復調を予言した。

 7回、バットを折りながらの決していい当たりではなかった左前打が伏線だった。これが、8月13日のアストロズ戦以来30試合、127打席ぶりの逆方向への安打。外角低めへ逃げていく92マイルにやや右腰が開いたが、ボールを長く見て、軽打するように素直に反対方向へ打ち返した。今季は44本塁打中、右方向が29本。強く引っ張るスイングが本塁打量産の要因の一つだった。だが、ここにきて外角球までも強引に引っ張っての凡退が目立つなど、バランスを崩していた。

 「分かっていてもなかなか難しい。練習ではできていても試合では正しい動きを感じ取ることができないでいた」とマドン監督。7回に実際の打席でボールを長く見て逆方向へ打った感触が、次打席の9回に生きた。真ん中付近の球をしっかり引きつけての中堅から左方向。相手は左腕だったが、右腰の開きも抑えられていた。

 試合前には2日連続でキャッチボール。19日(日本時間20日)のアスレチックス戦先発に備えた。チームはこの日、地区優勝の可能性が完全消滅し、プレーオフ進出も極めて厳しい状況。だが、大谷にはあと1勝に迫るルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」と、本塁打王という大きな可能性が残っている。(柳原 直之)

 ≪今季6勝負けなしの本拠で先発≫大谷が10勝目を目指すアスレチックス戦。メジャー通算ではアストロズ戦と並ぶ最多の5試合に登板し2勝2敗、防御率3.96で、今季は敵地での2試合で0勝1敗、防御率2.25となっている。一方で球場は今季11試合で6勝無敗、防御率1.99の本拠地。通算でも17試合で8勝1敗、防御率2.25と相性は抜群だ。相手先発は今季12勝9敗の右腕モンタス。打者としては通算17打数6安打で2本塁打を放っている。

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