横浜商大高4強 エース右腕・浜田大翔が1失点完投「アウト一つ一つ」

[ 2021年9月20日 13:16 ]

秋季高校野球神奈川県大会準々決勝   横浜商大高5―1藤沢翔陵 ( 2021年9月20日    大和 )

<横浜商大高・藤沢翔陵>好投を見せた浜田(撮影・川島 毅洋)
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 横浜商大高が藤沢翔陵に競り勝ち、4強入りを決めた。

 先発したエース右腕・浜田大翔(2年)が10安打を浴びながら要所を締め、1失点で完投。「自分は大した投手ではないので、アウト一つ一つを丁寧に、というのを徹底していった。自分のベストパフォーマンスを出すことを心掛けた」と胸を張った。

 日吉中では横浜青葉ボーイズに所属。外野手としてプレーしていたが、高校入学後に本格的に投手に転向。2年春からエースナンバーを背負う。最速141キロの右腕に、八木沢辰巳監督は「冬を越えて球速が上がって、土台がしっかりしてコントロールも良くなった。気持ちが強いのも特長。今日は良く粘った。彼に尽きる」と評した。

 高校球児が甲子園でプレーする動画を研究し「投手のフィールディングや走者が出たときの落ち着きとかを見ている」。今夏甲子園で優勝した智弁和歌山のエース・中西聖輝(3年)を参考に、どんな場面でも冷静な振る舞いを心掛けている。

 25日の準決勝に向け、浜田は「チームのために一球一球、死ぬ気で投げる。立ち向かっていきたい」と前を向いた。(川島 毅洋)

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2021年9月20日のニュース