ソフトバンクかすむCS 岩崎痛恨被弾で5連敗…工藤政権ワースト借金4「しっかり切り替えて」

[ 2021年9月20日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2ー4楽天 ( 2021年9月19日    楽天生命パーク )

<楽・ソ18>楽天に敗れ、頭を下げる工藤監督。ホワイトボードの日付を18日と書き間違えているところからズレが生じたか(撮影・尾崎 有希)
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 クライマックスシリーズ(CS)までもが、かすんできた。ソフトバンクは19日、3位楽天に2―4で敗れ、引き分けを挟んで今季ワーストタイの5連敗となった。勝利の方程式で「7回の男」として期待される岩崎翔投手(31)が痛恨の勝ち越し2ランを浴びた。借金は工藤政権7年目でワーストとなる「4」に膨らんだ。首位ロッテと9ゲーム、3位楽天とも4ゲーム差。苦悩は深まるばかりだ。

 逆襲の鍵を握る「勝利の方程式」はもろくも崩れた。3番手・岩崎が2―2の7回に登板。2死三塁から島内に投じた154キロ直球を完璧に捉えられ、無情にも右翼席に着弾した。痛恨の勝ち越し2ラン。勝負を決める「2」がスコアボードに刻まれた。引き分けを挟んで今季ワーストタイの5連敗。クライマックスシリーズ出場がまた一歩遠のく。試合後、工藤監督は声を詰まらせた。

 「まあしっかり切り替えて…。1試合、1試合選手には思い切りやってもらえたらいい。その結果、打たれてしまうこともある。今日の負けを取り返すには明日、勝つしかない。そこを考えてやっていかないと」

 復帰した「8回の男」モイネロ、守護神・森がスタンバイしていたが、バトンはつながらなかった。指揮官はラストスパートの形として「後ろの3人にどうつなげるかが大事」と話していたが、岩崎で頼みの綱が切れた。ダメージは大きい。

 打線は2度、同点に追いつく意地を見せた。1―0の3回、51試合ぶりに2番に座った今宮が同点打。1―2の6回2死一、三塁は代打・松田が「絶対にランナーを還そうという思いだった」とカーブに食らいつき、右翼線に落ちる執念の適時打。勢いに乗りかけた直後の7回だっただけに、被弾が水を差した。「逆転されてしまうとベンチも静かになってしまう」と指揮官。シーズン終盤で7戦未勝利。重苦しい空気を振り払うことができない。

 借金4はCS進出を逃した13年以来、8年ぶり。工藤政権ではワーストの屈辱だ。残り28試合で3位楽天とは4ゲーム差。工藤監督は「選手には(勝敗を)関係なしに力を100%出してほしいと言っている。僕らは勝っていくしないのでしっかり受け止めて。明日、頑張りましょう」と前を向いた。これ以上、離される訳にはいかない。(福井 亮太)

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