巨人・メルセデス「アリガトウゴザイマス。ワッショイ!」 7回1失点好投、今季8試合登板で7勝目

[ 2021年8月24日 21:19 ]

セ・リーグ   巨人3―1広島 ( 2021年8月24日    東京D )

<巨・広15>みこしの横でポーズを決める大城(左)とメルセデス(撮影・小海途 良幹)
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 巨人の来日5年目左腕、C・C・メルセデス投手(27)が今季初対決となる広島戦(東京D)に先発登板。これまで通算1勝5敗と苦手だった相手に7回3安打1失点と好投し、今季8試合目の登板で早くも7勝目(1敗)を挙げた。メルセデスはこれで自身5連勝。

 ドミニカ共和国代表として出場した東京五輪では1次リーグの日本戦(福島あづま)で開幕投手を務め、7回途中1失点好投で侍ジャパンを苦しめるなど銅メダル獲得に貢献。後半戦2度目のマウンドとなったこの日は14日の中日戦(東京D)以来で中9日となったが、失点は5回に併殺崩れで失った1点だけだった。

 試合後、お立ち台に上がったメルセデスは「おかげさまでいいピッチングができたと思います。しっかり攻めのピッチングをするっていうことと、しっかりコースに投げ分けるっていうことを意識して、何回かちょっと大変なイニングもあったんですけど、そういうのも含めてしっかり投げ切ることができたと思います」と清々しい笑顔。2―1と1点リードで迎えた7回には先頭・鈴木誠に右前打され、来日2つ目となるボークで二進を許すシーンもあったが、松山、林はともにスライダーで連続三振。菊池涼を敬遠した後で石原を左飛に仕留めて得点を与えなかった。「あの回は最後までしっかり攻めるんだって気持ちで。接戦で、1点も許すことができない流れが続いていたので、あそこはもう絶対に抑えるんだって気持ちで投げました」と振り返った。

 相手先発右腕・森下は侍ジャパンで金メダル、自身は銅メダルを獲得した。メダリスト同士の投げ合いについて「森下選手も非常にいいピッチャーで、結果的にジャイアンツが勝ったので森下選手には残念な結果となりましたけども、お互い力を精一杯出し切っていい試合をすることができて、ジャイアンツが最後に勝つことができて良かったと思います」と振り返ったメルセデス。自身はこれで5連勝、その間、すべて5回以上を投げ、いずれも1失点以下という安定した内容が続いているが「こうやって勝つことができるっていうのは本当にうれしいですし、次の試合もしっかり勝てるように100%の力を出せるように準備して臨みたいと思います」と頼もしく、最後に「アリガトウゴザイマス。ワッショイ!」と楽しそうに声を張りあげた。

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