巨人が貧打解消へ緊急休日練習 原監督「主導権を握るような野球をしないといけない」

[ 2021年8月24日 05:30 ]

ジャイアンツ球場での練習で原監督の話に耳を傾ける若手野手ら(球団提供)
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 巨人が貧打解消へ、緊急の休日返上練習を非公開で行った。原監督と打撃コーチらがジャイアンツ球場で野手10人を指導。最年長は32歳の小林で、大城、吉川、松原らレギュラー組も参加した。

 指揮官は「なかなか今、打線が沈滞気味だからね。みんなで攻撃していかないと」と語る。先週5試合は1勝3敗1分け。平均得点は2・6と波に乗れない。原監督自らファーム施設に足を運んで休日返上練習を行ったのは、19年に復帰した第3次政権以降では初めてと異例だ。

 約1時間半の特訓。練習前には円陣で訓辞を述べ、炎天下のグラウンドと室内練習場でバットを振らせた。「競る野球ができていない。主導権を握るような野球をしないといけない」。無償トレードで日本ハムから中田を獲得し、主軸の重量感は増した。それだけに2ゲーム差で追う首位・阪神を逆転してのリーグ3連覇へ、この日の練習に参加した主軸前後の打者の働きが鍵となる。(神田 佑)

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2021年8月24日のニュース