高松商 9回2死から見せた意地 ベンチで沸き上がった「俺らなら行ける!絶対いける!」

[ 2021年8月24日 13:53 ]

第103回全国高校野球選手権 3回戦   智弁和歌山5-3高松商 ( 2021年8月24日    甲子園 )

<高松商・智弁和歌山>6回1死、高松商・浅野は左越えにソロ本塁打を放ってガッツポーズ(撮影・北條 貴史)
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 県大会準決勝、決勝と4点差を逆転した高松商は3―5で敗れたが、最後まで智弁和歌山に食らいついた。

 4点を追う9回。主将の山崎悠矢捕手(3年)によると、「俺らなら行ける!絶対いける!」という声かけがベンチであったという。2死から反撃が始まった。代打の山田一成(2年)が四球で出塁。中前安打、死球で2死満塁。途中出場の8番・向井万旺(3年)の遊ゴロを相手が二塁に悪送球した間に2点差に詰め寄ったが、反撃はここまでだった。

 惜しくも及ばなかったが、涙はない。山崎は「勝ちたかったんですけど、満足感の方が強いです。(甲子園は)本当に楽しかった。夢のような時間でした」と振り返った。

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